この問題は、座標を直接計算するよりも、図に比を書き込んで処理する方が速い。特に(イ)は、同じ基準の長さを最小公倍数でそろえると、傾きが一気に見える。
まず、点Aの座標と、AD・CO・OG・OF・ODの比を書き込む。ここで勝負はほとんど決まる。
令和8年度 共通選抜 追検査|神奈川県公立高校入試 数学
この問題は、座標を直接計算するよりも、図に比を書き込んで処理する方が速い。特に(イ)は、同じ基準の長さを最小公倍数でそろえると、傾きが一気に見える。
まず、点Aの座標と、AD・CO・OG・OF・ODの比を書き込む。ここで勝負はほとんど決まる。
座標と比を書き込んだ状態
気づき方|同じ基準のものを共通の目盛りにする
A
(4, 8)
B
(−4, 8)
C
(0, 8)
D
(4, 0)
E
(4, \(\frac{8}{3}\))
F
(−\(\frac{16}{5}\), 0)
G
(0, −2)
H
(2, 4) ※(ウ)で使用
点Aは曲線②上にある。\(x = 4\)、\(y = 8\) を代入する。
計算
答え 2.
まず傾きである。AからFまでの横方向と縦方向の変化を見る。
横方向は DO:OF=5:4 なので、DFは⑤+④=⑨。これを縦方向の目盛りに合わせるため、⑤を⑥に直す。すると⑨は⑩.⑧、つまり[54]になる。
縦方向はADなので⑫、共通目盛りでは[60]である。したがって、[54]右に進むと[60]上がる。
比で解く(推奨)
確認|数値で計算すると
数値計算でも出るが、分数が出てくる。比のまま処理すれば、傾きが1より少し大きいことも感覚的に確認できる。
答え 4. \(m = \dfrac{10}{9}\)
Fは\(y\)座標が0なので、Fから\(y\)軸までを見ればよい。相似比の関係で、\(8:n = 9:4\) となる。
したがって、\(n = \dfrac{32}{9}\)。
比で解く(推奨)
確認|直線の式に代入すると
ここでも分数計算に入るより、Fを起点にした相似比で見る方が軽い。
答え 6. \(n = \dfrac{32}{9}\)
補助線としてOEを引く。四角形のまま面積を考えるのではなく、三角形に分ける。
BEと\(y\)軸の交点をIとする。BC=CA、CI∥AEなので、△BCI∽△BAEである。したがって、CI:AE=1:2。AE=⑧なので、CI=④、OI=⑧となる。
AE∥OI、AE=OIなので、四角形AIOEは平行四辺形である。Hは直線①とBEの交点なので、平行四辺形AIOEの対角線AOとIEの交点である。
面積比の分割
ここでGHに引かない
四角形OGEHを直接処理しようとすると見通しが悪い。OEを引けば、下の△GOEと、平行四辺形AIOEの半分に分かれる。補助線OEは、ほとんど条件反射にしたい。
答え \(S:T = 7:4\) (き = 7、く = 4)
この問題で見るべきこと
この問題は、座標計算で押し切ることもできる。しかし本番では、分数計算を増やすほどミスの機会が増える。
AD、CO、OGのように同じ基準の長さをそろえ、必要なところだけ横方向の比と接続する。これができると、傾きも面積比も一気に軽くなる。
数学の選択肢問題は、答えを直接出すだけでなく、図の中に解法の型が示されていることが多い。この問4は、その典型である。