令和8年度 共通選抜 本検査|神奈川県公立高校入試 数学

問3(イ) ヒストグラムと箱ひげ図

無い袖は振れない。あれば振る。復元できるなら復元してから振る。このルールさえ守れば、難しい問題ではない。

箱ひげ図の詳細ルール

まず確認する

数値が示されているときは数値を使う。
数値が示されていないときは階級値を使う。
第一〜第三四分位数は、その範囲の要素数が奇数なら境界線上の値、偶数なら境界線の両隣の値の平均である。

奥義|無い袖は振れない。復元してから振る。

条件で数値が与えられている → まずグラフに書き込む(復元)
復元した数値から読める値 → 最小値・四分位数・最大値を順に確定する
確定した値で選択肢を絞る → 残った条件を使って一本化する

解き方

ヒストグラムに条件の数値(5回2人・6回2人・13回2人・最小2回・最大18回)を書き込んだ状態

条件の数値をヒストグラムに書き込んだ状態

手順

1 条件の数値をグラフに書き込む。5回・6回・13回の生徒がそれぞれ2人、最小値2回、最大値18回。
2 最小値:2回、最大値:18回 → 条件から直接確定。
3 第一四分位数:5回 → 24人の第一四分位数は下から6番目と7番目の平均。 5回の生徒が2人いることが条件で確定しているので、6番目・7番目がともに5回となり、第一四分位数は5回。
4 第三四分位数:13回 → 上から6番目と7番目の平均。 13回の生徒が2人いることが条件で確定しているので、第三四分位数は13回。
5 最小値2、第一四分位数5、第三四分位数13、最大値18が確定した時点で選択肢を確認する。
3. か 4. に絞られる
6 残った条件は「中央値は整数である」。 ヒストグラムから、中央値は6回以上8回未満の階級と8回以上10回未満の階級の境界付近にある。 7回の人が12番目にいることはグラフから読めるので、中央値が整数になるのは8回のみ

答え 3.

解説者

北川誠二

個別指導塾TOMAS現役講師・北川塾主宰・認定心理士

中学受験4教科と中学国語・数学を指導。中受算数で培った比と面積の感覚、国語・数学を同時に指導することで見えてきた「問題文読解と数学得点の直結」を解説に活かす。解法のパターン化・ルーチン化は認知科学のチャンク化・手続き記憶の概念と直結しており、認定心理士としての知見がこのアプローチの背景にある。

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