国語のテストを解くとは、出題者が何を問おうとしているかを、傍線・選択肢・問題文などの構造から解析することである。作品を鑑賞することではない。
本文の主旨とは何か。作者が思った主旨ではない。出題者が本文を読んで、生徒にこう読んでほしいと設定した主旨である。
井上ひさしや竹田恒泰氏が、自分の文章が試験に使われた際に「作者の意図は」という問題で正解を出せなかったことがある。これは当然のことである。試験問題として出題された時点で、問われているのは作者の意図ではなく、出題者の意図となるからだ。
神奈川県 公立高校入試 国語 解き方の体系
国語の成績が伸びない理由は、センスがないからではありません。構造を教えてもらっていないだけです。選択肢問題には、必ず解ける根拠があります。
正解はいつもひとつ。
残り3つは必ず間違いを含む。
正解を探すより、3つの間違いを見つける方が確実で速い。
国語のテストを解くとは、出題者が何を問おうとしているかを、傍線・選択肢・問題文などの構造から解析することである。作品を鑑賞することではない。
本文の主旨とは何か。作者が思った主旨ではない。出題者が本文を読んで、生徒にこう読んでほしいと設定した主旨である。
井上ひさしや竹田恒泰氏が、自分の文章が試験に使われた際に「作者の意図は」という問題で正解を出せなかったことがある。これは当然のことである。試験問題として出題された時点で、問われているのは作者の意図ではなく、出題者の意図となるからだ。
即座に否定できる選択肢が含まれる四択問題で正答率37.2%は、絞った後にたまたま当たったものを除く実質正答率は6%前後である。主軸を取れている受験生が、いかに少ないかを示している。
設問に向かう前に、まず本文全体の主軸を掴む。ジャンルによって掴み方が異なる。
主張は冒頭ではなく終盤に置かれることが多い。終盤の逆接(「しかし」「だが」「でも」)以降に着目する。筆者が何を肯定し、何を否定し、どこへ着地したかを一文で言えるかを確認する。
主旨への収束の強さ、主旨収束型かちりばめ回収型かも見る。
冒頭の枠を読む。出題者が何をテーマにしたいかまでわかる。選択肢を見る。起承転結、総括の順に並んでいる。「まだ気づいていない」「半分気づいている」「完全に理解した」の到達段階を把握する。誤答は人物の変化を「先走り」していることが多い。
北川塾では北川式選択肢解析シート(文学的な文章)を用い、10分以内の全問正解を目指す。(作成中)
Kさんのまとめは、すでに二つの文章をまとめたものである。そのまとめの総まとめを書くので、Kさんのメモとまとめに情報のエッセンスがある。
北川塾では北川式論述解析シートを用い、以下の解答作成過程を修練し、4分以内の解答を目指す。
「本文から」は本文に書いてある事実を探す問い。「本文を通して」は主旨から逆算する問いであり、細部にこだわるなという出題者のメッセージである。また、本文中に設問と酷似した表現があっても傍線が引かれていなければ、その箇所を直接問うているわけではない。傍線の有無も出題者の意図を示している。
空欄補充などで選択肢がA①①②②/B①②①②型の場合、AとBの両方が分からないと絞れない。A①②③④/Bイロハニ型の場合、一方が分かれば正解に辿り着ける。どちらの型かを先に確認し、分かりやすい方を突破口にする。
以下のいずれかに該当する選択肢は除外する。①本文に書いていないことが含まれている——もっともらしく聞こえても、書いていなければ根拠にならない。②本文と逆のことが書いてある——正反対の内容は即消去。③余計な一言が混入している——正しい内容でも、本文にない一言が加わっていれば除外。正解らしく偽装された誤答に最も多いパターン。
出題の質が低い問題には、完璧な正解が存在しない場合がある。3つを明確に除外し、最後に残ったものを選ぶ。完璧を求めない。
指定語句の利用、指定文字数の厳守、前後の文のつながりは必ず意識する。指定語句の多くは名詞(主語)である。対応する述語は正しく選ぶ。
国語が得意な講師の多くは、感覚で解いている。なぜ正解できたかを説明できないため、再現性のある解説が書けない。書けないから「センスを磨け」という精神論になる。
数学と国語を同時に指導することで見えてくるのは、両者が同じ構造を持つということだ。数学は不要な計算を削る。国語は不要な情報(ノイズ)を削る。どちらも「正解に必要な情報だけ残す」情報処理である。感覚ではなく構造。雰囲気ではなく照合。センスではなく再現性。
授業のこと、入試対策のこと、お気軽にどうぞ。
解き方の体系 原則1〜4。(このページ)
年度別・問別インデックス。
四本柱と各問インデックス。
個別指導塾TOMAS講師・北川塾主宰・認定心理士。