神奈川県 公立高校入試 国語 解き方の体系

国語はセンスじゃない。

国語の成績が伸びない理由は、センスがないからではありません。構造を教えてもらっていないだけです。選択肢問題には、必ず解ける根拠があります。

正解はいつもひとつ。
残り3つは必ず間違いを含む。

正解を探すより、3つの間違いを見つける方が確実で速い。

定義:国語のテストを解くとはどういうことか

国語のテストを解くとは、出題者が何を問おうとしているかを、傍線・選択肢・問題文などの構造から解析することである。作品を鑑賞することではない。

本文の主旨とは何か。作者が思った主旨ではない。出題者が本文を読んで、生徒にこう読んでほしいと設定した主旨である。

井上ひさしや竹田恒泰氏が、自分の文章が試験に使われた際に「作者の意図は」という問題で正解を出せなかったことがある。これは当然のことである。試験問題として出題された時点で、問われているのは作者の意図ではなく、出題者の意図となるからだ。

問二(カ)物語文 最終問 71.7% 物語文 主題を問う問題
問三(ケ)評論文 最終問 37.2% 即座に除外できる選択肢を含む四択 実質正答率は6%前後

即座に否定できる選択肢が含まれる四択問題で正答率37.2%は、絞った後にたまたま当たったものを除く実質正答率は6%前後である。主軸を取れている受験生が、いかに少ないかを示している。

一 主軸を掴む

設問に向かう前に、まず本文全体の主軸を掴む。ジャンルによって掴み方が異なる。

論説文(論理的な文章) → 主旨を掴む

主張は冒頭ではなく終盤に置かれることが多い。終盤の逆接(「しかし」「だが」「でも」)以降に着目する。筆者が何を肯定し、何を否定し、どこへ着地したかを一文で言えるかを確認する。
主旨への収束の強さ、主旨収束型かちりばめ回収型かも見る。

詳細はこちら→

物語文(文学的な文章) → 主題を掴む

冒頭の枠を読む。出題者が何をテーマにしたいかまでわかる。選択肢を見る。起承転結、総括の順に並んでいる。「まだ気づいていない」「半分気づいている」「完全に理解した」の到達段階を把握する。誤答は人物の変化を「先走り」していることが多い。

北川塾では北川式選択肢解析シート(文学的な文章)を用い、10分以内の全問正解を目指す。(作成中)

詳細はこちら→

論述(作文) → まとめをまとめる

Kさんのまとめは、すでに二つの文章をまとめたものである。そのまとめの総まとめを書くので、Kさんのメモとまとめに情報のエッセンスがある。

北川塾では北川式論述解析シートを用い、以下の解答作成過程を修練し、4分以内の解答を目指す。

詳細はこちら→

二 設問に向かう

なぜ国語の解説は少ないのか

国語が得意な講師の多くは、感覚で解いている。なぜ正解できたかを説明できないため、再現性のある解説が書けない。書けないから「センスを磨け」という精神論になる。

数学と国語を同時に指導することで見えてくるのは、両者が同じ構造を持つということだ。数学は不要な計算を削る。国語は不要な情報(ノイズ)を削る。どちらも「正解に必要な情報だけ残す」情報処理である。感覚ではなく構造。雰囲気ではなく照合。センスではなく再現性。

解説者

北川誠二

個別指導塾TOMAS現役講師・北川塾主宰・認定心理士

中学受験4教科と中学国語・数学を指導。国語と数学を同時に指導することで見えてきた「選択肢問題の構造的な解き方」を体系化。センスではなく再現性のある解法を追求している。

著者プロフィール・教育理念 →

授業のこと、入試対策のこと、お気軽にどうぞ。