最終更新日:2026-06-27

中2夏期講習2026
連立方程式の文章題で止まる子へ
「どこを見れば式になるのか」を整理する7回講座

計算はできる。日本語も読めている。
それでも文章題だけ止まる理由を、夏にほどく。

連立方程式の文章題が解けない原因は、「国語力がない」ことでも、「計算力がない」ことでもありません。

多くの場合、止まっているのは式を書く前です。問題文の中から、出題者が見せたい数学的関係を発見する順序が抜けています。

北川式では、文章題を「日本語を数式に翻訳する問題」とは考えません。場面を動かし、いらない部分を消し、本質だけを残してから式にします。

文章題ができない理由を、単なる国語力不足で片付けず、式を書く前の見方から整理します。

この講座の方針

ジャンル別の解法暗記ではなく、文章題に共通する認知操作を身につけます。まず何を見るか。何を消すか。何を単位にするか。式は最後に書きます。

基本情報

対象中学2年生(連立方程式の計算はできるが、文章題で止まる生徒)
内容北川式 連立方程式文章題集中講座 全7回
時間1回50分
費用1回2,750円/全7回19,250円(税込)
人数少人数制(最大5名)
場所逗子教室、茅ヶ崎教室、オンライン対応
時期2026年夏休み中(日時は応相談)
講師北川誠二(北川塾主宰)

この講座の位置づけ

この講座は、難関校受験生だけを対象にした講座ではありません。学校や塾で一度習った連立方程式を、文章題で使える形に整理し直したい中2生のための補講です。

「受験対策の前に、まず文章題でどこを見れば式になるのかを知りたい」という生徒にも参加しやすい内容です。

どの講座から受けるか

計算そのものが不安まず「連立方程式 計算基礎編」で、加減法・代入法の土台を整えます。
割合・速さ・単位で混乱する先に「基礎編 単位の見方・考え方」で、式を立てる前の土台を整えます。
計算はできるが文章題で止まるこの「連立方程式の文章題講座」で、何を見て式にするかを整理します。

こんな中2生に向いています

  • 連立方程式の計算はできるが、文章題になると式が立たない
  • xとyを何にすればよいか、毎回迷う
  • 速さ・代金・割合・食塩水の問題で、何を等しくすればよいか分からない
  • 「結局、国語力だよね」と言われたが、本人は日本語を読めている
  • 学校や塾の解説を読めば分かるのに、自分では思いつけない
  • 中学受験組との差を、単なる先取りや計算力ではなく「見方」として埋めたい

なぜ、文章題で止まるのか

学校では、方程式の解き方、文字の置き方、文章題という順序で学びます。しかし実際に文章題を解けている生徒の頭の中では、先に「同じ時間」「保存される量」「往復の対称性」などの関係が見えています。

つまり、認知の順序は「関係発見 → 表現 → 計算」です。式を書くのは最後です。関係が見えないままxやyを置くと、次の行で何をしているのか分からなくなります。

全7回カリキュラム

第1回

なぜ解けないかを知る

学校の順序と、脳が考える順序のズレを体験する

  • 問題を1題渡して、まず自力で解かせる
  • 「何を聞かれているか」「何を等しくするか」を言えるか確認
  • 誘導されたx・yは次の行で消えることを体験
  • 学校の順序と認知の順序の逆転を説明

ゴール:文章題で止まる原因が、計算ではなく式を書く前にあると分かる。

第2回

場面を動かし、本質だけを残す

STEP0 アニメ化して、いらない部分を消す

  • 折り返し旅人算:折り返しを消して、二人が歩いている時間を見る
  • 通過算:鉄橋を一度消して、列車の先頭から先頭までの移動を見る
  • 「状況説明」は本質を隠す装飾にもなることを確認
  • 計算は最小限。見えるかどうかだけを確認

ゴール:文章題は情報を足すのではなく、いらない部分を消すと見えることを体験する。

第3回

何を聞かれているかを自分の言葉で言う

STEP1 変数を置く前の確認動作

  • 問題を読んで「この問題は○○と○○を聞いている」と声に出す
  • 言えたら初めてx・yを置く。言えないうちは置かない
  • 「何が等しいか」を言葉で確認してから式にする
  • 自分で発見したものは忘れないことを体験する

ゴール:変数を置く前に、問題の目的を自分の言葉で言える。

第4回

脳が扱いやすい世界を作る

STEP2〜3 単位を先に決め、換算してから式にする

  • x・yの単位を余白に書いてから式を作る
  • 分と時間、kmとm、%と実数を先にそろえる
  • 加算は同じ単位でしか成立しないことを確認
  • 最小公倍数・J・巨人の身長など、整数で扱える世界を作る

ゴール:単位を決めることで、作ってよい式・作ってはいけない式を区別できる。

第5回

式は最後に書く

STEP4 単位で検算し、全STEPを統合する

  • STEP0〜4を通しで使って標準問題を解く
  • 式を書いたら、左辺と右辺の単位を確認する
  • 速さ×時間=距離で、単位が消える様子を見る
  • 詰まった場所を特定し、どのSTEPが抜けたかを言う

ゴール:式を暗記ではなく、発見した関係の表現として書ける。

第6回

難問は本当に難しいのか

沖縄のタクシー問題で、比・対称性・単位命名を使う

  • 「男子が女子より40分遅れた」を「タクシーの往復40分」と読む
  • 往復40分なら片道20分という対称性に気づく
  • 速さ比9:1を使い、全体を90巨人の身長として整数化する
  • 難問が、いらない情報を消すと標準問題になることを体験

ゴール:難問とは、複雑な計算ではなく、本質が装飾で隠された問題だと分かる。

第7回

文章題は全部同じだった

総仕上げと神奈川県入試への橋渡し

  • 初回と同じタイプの問題を解き、成長を確認する
  • なぜそのSTEPが必要かを自分の言葉で説明する
  • 北川式の統一原理「いらない部分を消す」が国語でも同じであることを示す
  • 神奈川県入試レベルの問題で実戦形式を体験する

ゴール:ジャンル暗記ではなく、どんな文章題でも最初に見る場所が分かる。

この講座で目指すこと

一般的な対策代金、食塩水、速さなど、ジャンルごとに解き方を覚える
北川式場面を動かし、いらない部分を消し、出題者が見せたい数学的関係を発見する
到達点「なぜこの式になるのか」を自分の言葉で説明できる状態にする

現在通っている塾・学校との併用について

この講座は、現在通っている塾や学校の授業を否定するものではありません。学校や塾で習った連立方程式を、文章題で使える形に整理し直す講座です。

北川塾専用の宿題を大量に追加するのではなく、この講座で見方を整えたうえで、学校や塾の問題演習を復習として使います。

先に別講座をおすすめする場合

次の場合は、この講座が合わないというより、先に別の土台を整えた方が効果が出やすいです。

  • 連立方程式の計算(加減法・代入法)そのものに不安がある場合
    → 別枠「連立方程式 計算基礎編」(加減法・代入法)に参加してから、この講座に進むことをおすすめします。
  • 小学校算数の割合・速さ・単位換算に大きな穴がある場合
    → 基礎編「単位の見方・考え方」講座は、むしろこういった方のための講座です。先にそちらへのご参加をおすすめします。
  • 授業後の短い復習をまったく行わない場合
  • 意味の整理よりも、ジャンル別の公式暗記だけを希望している場合

どこで止まっているかを整理する相談は無料で行っています。「この講座からでよいか」「先に計算基礎編や単位編がよいか」という段階でも、お気軽にご連絡ください。

よくある質問

Q. 連立方程式の計算がまだ不安でも受けられますか。

計算に大きな不安がある場合は、先に「連立方程式 計算基礎編」で加減法・代入法を整理することをおすすめします。この講座は、計算はある程度できるのに文章題で止まる生徒向けです。

Q. 文章題ができないのは国語力の問題ではないのですか。

単語や文法が読めていない場合は国語力も関係します。しかし多くの生徒は日本語を読めています。北川式では、読めているのに解けない原因を、数学的関係を発見する順序の問題として扱います。

Q. 食塩水や割合も扱いますか。

扱います。ただし、食塩水の公式、割合の公式を丸暗記する講座ではありません。どの量が保存されているか、何の単位で式を書くかを確認しながら扱います。

Q. 難問を扱う意味はありますか。

あります。第6回の難問は、難しい計算をするためではなく、「いらない情報を消すと難問が標準問題になる」ことを体験するために扱います。

Q. オンラインでも受けられますか。

オンラインにも対応可能です。場面図や単位の書き込みを画面共有しながら進めます。

関連ページ

教室・連絡先

茅ヶ崎教室〒253-0055 茅ヶ崎市中海岸1丁目4-4
逗子教室〒249-0008 逗子市小坪1丁目29-18