神奈川県立高校入試数学の過去問解説を、選択肢の見方まで含めて本番仕様にした決定版である。一般的な解説はすべての問題を同じ手順で処理する。しかし神奈川の過去問では、問1・問2だけゲームのルールが違う。
問1・問2は選択式問題が集中する。ここでは、問題文から出発して答えを作る前に、選択肢から出発して不要な計算を消す方が本質的に適している。出口が決まれば、途中の道は限定される。正確な数値を出す前に「答えの形」が見えているので、安心して計算に入れる。実際に、選択肢の構造を見るだけで処理を最小化できる設問が毎年一定数存在する。
令和8年度からその真骨頂と言える3問を選んだ。答えを出すだけでなく、選択肢から解法を選ぶ力まで身につく解説である。